2012/01/30

マジまんが道 [アパッチ野球軍の巻]

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さて、アニメ版アパッチ野球軍を紹介したので、原作漫画のアパッチ野球軍の紹介をします。
原作漫画版は、1970~72年、少年キング(少年画報社)で連載された漫画作品です。
同じ花登筐原作の「エースの条件」という漫画(作画・水島新司)の続編という位置づけです。
(作画担当はエースの条件とアパッチ野球軍と異なる)
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基本的な話の筋はアニメ版とほぼ同じで推移していきますが、ストーリーの細部が違います。

メンバーの大学と花子のアパッチ野球軍加入時期が入れ替わってる(初試合前後)、アニメ7話のモンキーと材木のお金使い込み(笑)事件が、暴走族にお金をだまし取られ、大学が暴走族の車を事故に追い込む大活躍をする(え!?)が、事故の影響でお金が燃えた、村長選挙の影響で堂島が一時立ち去ってしまう(アニメ版は校長に却下され踏みとどまる)、村長選挙では、よろず屋の小森が有権者を直接金銭で買収をしたり、用心棒としてヤクザを雇う(アニメ版は堂島とアパッチ野球軍の中傷を繰り返すだけ)などなど…。
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また、材木と網走がお互いを強く意識しあうチーム内ライバルとなる展開や、新村長・小森に雇われた男(実は指名手配犯)と戦う網走と材木、南海土佐高校の鯨川という超人的な能力を持った選手が敵として立ちはだかる(鯨川は最終回の試合でアパッチ野球軍に助っ人加入)など、漫画版オリジナルの展開も見逃せません。

終盤が大きく異なり、アパッチ野球軍が高校野球部と対外試合を繰り返し連戦連勝。
評判が評判を呼び、主力メンバーの網走・材木・モンキーを引き抜くことも目的に、野球の名門校、モラール学園がアパッチ野球軍に接触し試合を申し込み、モラール学園と対戦するが…。という展開です。
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モラール学園の思惑に気付いた堂島は試合を断ろうとするが、親が勝手にモラール学園からの契約に応じてしまった網走・材木・モンキーの意思も左右し、結局多数決で試合をすることになるが、それに反発した大学・ハッパ・オケラ(ドカヘルをかぶっている万年金欠児)が試合をボイコットし、チームの結束が不安定なまま試合に臨むこととなり、漫画はモラール学園との試合開始の描写で突然幕を閉じてしまいます。
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試合の描写は、なぜか文章で解説され、やる気のないモンキー・材木・網走のせいで試合は10-0でモラール学園が圧倒的優勢、試合途中でキレた堂島が3人を鉄拳制裁!3人は堂島がモラール学園に引き抜かれること(モラール学園学園長はアパッチたちより堂島を欲した)を危惧し、やる気のないプレーをしていたようです。

だが、堂島に金銭目的で野球をしている意思がないことが分かると、3人を含めアパッチ野球軍は一丸になり1点差までに詰めよるが、9回裏に材木が一打逆転の打球をうつものの、フェンスぎりぎりで捕球されアパッチ野球軍は敗北。「負けた試合の悔し涙なら、必ず次の試合に生きてくる。がんばれ、アパッチ野球軍!」などと空々しい文章で漫画は終了してしまいました。
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多分、アニメ放送終了を受けて突如打ち切りになったと思いますが、網走達3人の契約話など、伏線を回収しきれないまま唐突に終了してしまったので、やっぱり釈然としません。
せっかく、大根がモラール学園との試合出発時にアパッチ野球軍のアニメ版テーマ曲を歌ったのに(泣)…。

また、試合開始直前、網走・材木・モンキーの3人が密談しているのをコウモリ(小森新村長の息子で、チームつぶしを企む父からチームに入るよう命令され、加入)に聞かれ、3人は「モラール学園との契約が決まったから、この試合はまじめにやらない」などとコウモリに説明したのは、どういうことなんでしょうか?
本心を聞かれたくないために、わざとコウモリに嘘の説明をしたのでしょうか?
しかも、その密談を堂島は物陰からちゃっかり盗み聞きしているのが笑えます(笑)。

謎が謎を呼ぶ最終回、想像が膨らんで楽しいです(笑)。
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上記の画像の通り、アニメ版同様問題となるセリフや描写が多いものの、怖さすら感じる絵のアニメ版に比べ、全体的に可愛らしいマンガチックな絵柄に仕上がっています。
シナリオ的なものに関しては、アニメ版に軍配が上がると私は思います。

コミック版は現在、無事に?復刊され、コミックパークというサイトで、オンデマンド製本されたものが全6巻セット5600円で好評発売中です。
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この記事で興味をもたれた方は、コミックパークで単行本を買って読んでください。
面白いですよ!








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